道行とは

【読み:みちゆき】

外出用のコートです。衿元はきものの衿が見えるように四角く開いていて、額縁のような仕立てになっています。内側の紐を結び、前身頃のスナップを留めて着ます。 コートは、袖、身頃、竪衿、小衿からなり、竪衿を重ねて着ます。丈によって、半コート、七分コート、長コートがあり、季節によって、袷、単があります。防寒用として袷の長コートもありましたが、今日では見かけません。現在、最も多く用いられるのは、袷の半コートと、雨コートとして防水した単の長コートです。「道行コート」は、現在は、男性にはほとんど用いられません。 防寒の目的、塵除けの目的などで外出時に用いられます。羽織と違い、室内では脱ぎます。 衿の形は礼装に着用される道行衿の他にもいくつかの形があります。おしゃれ着向きに千代田衿、へちま衿、都衿、被布衿などの種類があります。着丈や生地、衿の形については目的や好みに応じて仕立てられます。

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