藍下とは

【読み:あいした】

前もって藍で下染しておき、その上を他の染料でもう一度染める染色技法の一つです。色に染味(深味、渋味)を持たせ、堅牢度を高めるための方法で、主に黒や紺などの染色に応用されています。また、このような下染技法においては、「紅下」といい「紅」を用いることもあります。高級な深味のある黒紋付などの染色には、これら「藍下、紅下」などの技法が取り入れられていますが、現在は合成染料の登場で、深味のある色でも出しやすくなっているため、あまり用いられていません。

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