疋田絞りとは

【読み:ひったしぼり】

薄手の生地を四角くつまんで糸で括り染め上げた後、糸を解く絞り染めの技法で、小鹿の背の斑点のような模様が出来ます。鹿子絞りの中では、やや大型に絞ったもののことをいいます。疋田鹿子、匹田鹿子とも呼ばれています。 粒をつまむとき布を斜めに延ばし、4つに折り、つまんだ粒を右手前の方へ少しねじるようにして戻して先に絞った粒と直角に開くようにします。そして糸を根元から上へ順に四~五回巻き、最後に二回括るという工程で一粒一粒括っていきます。 振袖や着尺、羽尺、帯揚げなどに用いられます。

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