摺箔とは

【読み:すりはく】

金銀の箔を用いた装飾技法のひとつで、箔を布に貼り付けるものです。皮革の装飾に用いられる印金の一種です。 模様を彫った型紙をあてて糊を置いたり、布地に糊で文様を描き、その上に箔をのせて軽く押さえます。糊には漆を使うこともあります。乾いた後で、余分な箔を払い落とします。小さな部分の摺箔では、糊が比較的早く乾きます。 箔をよれないようにのせること、また乾くまでの間はほんの少しも動かすことなく、清潔な部屋で乾燥させるようにすることが重要です。 小さな面に摺箔を施す場合には、一度ですみますが、大きな面積に摺箔を施すには、この作業を何度も繰り返します。

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