バーントアンバーとは

ばーんとあんばー
バーントアンバー
RGB /
111 / 084 / 054

CMYK /
00 / 24 / 51 / 56

Webカラー値 /
#6F5436

【読み:ばーんとあんばー】

古来、褐色の天然顔料として有名なウンブリア地方特産の土を焼成して暗褐色にしたものをバーントアンバーといいます。バーントは「焼いた」という意味です。一般にローアンバー(raw umber)を焼いた顔料のような濃い茶色、ごく暗い赤みの黄に用いられます。
ローアンバーとはイタリアにあるウンブリア地方でとれるマンガンと鉄を含む土を原料とする顔料のことです。この土は隣のトスカナ地方シェンナ土と並んで、昔から色が美しく良質の天然顔料として西洋諸国で有名だったので、数百年に渡り、この地方の土が使用されてきました。焼くと粒子が大きくなり、色調は赤みが強くなり、被覆力が増します。これが英語の色名として知られるようになったのは1650年とかなり古いです。 ローアンバーとバーントアンバーは褐色絵の具の濃淡の色調を代表する重要な色で、昔から欠かせない色とされてきました。

関連するキーワード