比金襖とは

ひごんあお
比金襖
[表地]
RGB
061 / 236 / 094

CMYK
76 / 07 / 63 / 00

Webカラー値
#3DEC5E

[裏地]
RGB
136 / 138 / 188

CMYK
58 / 50 / 00 / 00

Webカラー値
#888ABC

【読み:ひごんあお】

表地に青黄を、裏地に二藍を配した色目です。「比金」の意味は定かではありませんが、『源氏物語』にある「緋金錦(ひごんき)」すなわち緋色の金襴の類の錦の織物を指す借字で、「襖」は色名では青を指すので「比金襖」は表経青黒緯黄で織った錦織の色ではないかと思われます。重色目の「比金襖」の表の色はその織色のような萌黄系統の色です。この色目の衣は平安文学には見られませんが、『太平記』に、「浮線綾ノ比金襖ノ狩衣、珍シクゾ見ヘタリケル」とある通り、中世にあらわれたものです。

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