正倉院文様とは

【読み:しょうそういんもんよう】

奈良・東大寺正倉院に伝わる工芸染織品に多くみられる文様の総称です。天平時代の文様が最も多いですが、飛鳥、白鳳時代の文様も含まれます。

正倉院はシルクロードの終着駅ともいわれ、ローマ、ペルシア、インド、西域、中国など西方諸国の影響を受けた文様が多く伝えられています。文様は多種多様で、大別すると動物文様(鳳凰、花喰鳥(はなくいどり)、くじゃく、おうむ、おしどり、鶴、鴨、獅子、虎、羊、象、鹿、馬、竜、きりん、うさぎ、亀)、植物文様(唐草、唐花、牡丹、ぶどう、宝相華(ほうそうげ)、蓮)、幾何模様(連珠、円文、亀甲、石畳、菱形)、自然現象(雲、月、日、星、海、山)などがあります。

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