紹鷗緞子とは

【読み:じょうおうどんす】

名物裂(ぎれ)の一つです。草庵の茶の創始者である武野紹鷗愛用の裂をいいます。縹(はなだ)色の地に黄茶で小牡丹(こぼたん)唐草文と瑞竜(ずいりゅう)を配したものです。「珠光緞子」と同種の文様ですが、より簡素です。古渡り(こわたり)[=15世紀足利義政ごろまでの渡来品]から新渡り(しんわたり)[=1703年ごろ(元禄)までの渡来品]に至るまで、種々現存しています。

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