ヘンプとは

【読み:へんぷ】

日本語で大麻のことです。産業用大麻をさし、マリファナとは区別しています。 桑科の一年草で、農薬や化学肥料なく育ち、1年で3~4m以上になる成長の早さから、地球環境を大きく改善する可能性のあるエコロジーな植物として、世界中に注目されています。
繊維採取の方法は、茎幹を水に浸し、発酵(浸漬)の後、剥取(手紡ぎ)、破茎、打綿、切断、櫛梳、紡績(機械紡績)をして糸にします。繊維は細く、短く、表面が平滑で撚りをかけづらいことから亜麻、苧麻に比べ紡績性に劣ります。綿より強く、吸湿性と耐水性に優れ、腐敗しにくく、自然の光沢等もあり美しく染め上げることができます。
糸、ロープ、衣類その他の生地の材料となり、強度、耐久性があるので高品質の織物となります。加工の仕方により綿より柔らかくする事も可能で、吸水性にも優れるため、タオルやおむつ、ベビー服等に最適です。またヘンプ衣料は免疫力を高め、電磁波を防ぐともいわれ、マイナスイオン効果、殺菌効果もあります。

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