天然繊維とは

【読み:てんねんせんい】

繊維のうち、天然原料から採れるもの。植物繊維、動物繊維、鉱物繊維に分けられます。 植物繊維の代表的なものとして、木綿(コットン)、麻(亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート))、やし、いぐさ、麦わらなどがあります。 動物繊維の代表的なものには、毛(ウール)(羊毛、モヘヤ、カシミヤ、アルパカ、アンゴラ、キャメル、ビキューナなど)、絹(シルク)、ダウン、フェザーなどがあります。 鉱物繊維には石綿(アスベスト)、ガラス繊維などがあげられます。 天然繊維はナチュラルファイバーとも呼ばれます。

一方、科学的に製造されたものを「化学繊維」と呼び、再生繊維(天然原料を一度溶解して、繊維状にしたもの)、半合成繊維(天然繊維を化学変化させて繊維構造にしたもの)、合成繊維(合成化学的に作られた原料を使用したもの)、無機繊維(金属、ガラス等の無機物で作られるもの)に大きく分けられます。

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