とは

【読み:ふんどし】

男子の恥部を覆う布帛(ふはく)です。その形態から、「六尺褌」、「越中(えっちゅう)褌」、「畚(もっこ)褌」の三種類があります。上流階級の使用するものは、羽二重(はぶたえ)、縮緬(ちりめん)、緞子(どんす)などのほか絹類でできており、一般のものは、古くは麻、近世以降は、木綿製で、色は、白のほか緋(ひ)、紺、紫もありました。「下帯」ともいわれて、さまざまな方言があります。本来、南方系原始衣の流れをくむものと考えられています。大正時代後期から昭和初期まで、全国的に使用している人も残っていましたが、今日では、特別な場合にしか用いられません。

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