山繭織物とは

【読み:やままゆおりもの】

山繭糸を用いて織られた絹織物をいいます。享保から天明(1716~1788)にかけて広島や八丈島で織られた記録がありますが、江戸時代末期から明治時代にかけて、御召縮緬(おめしちりめん)に応用して流行しました。昭和初期には、縞糸として山繭糸を用いた「山繭縮緬」がはやりましたが、その後途絶ました。第二次大戦後になって、長野県有明で本格的な山繭飼育が行われて、「山繭紬(つむぎ)」が生産されています。

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