山岡頭巾とは

【読み:やまおかずきん】

片袖形の頭巾の一種です。形は、長方形の布帛(ふはく)を二つ折りにして後頭部のところを縫い合せて、肩にかかる部分にあきをつくってあるものか、三角形の襠(まち)をいれたものがあります。これには、黒や納戸茶の八丈絹で袷(あわせ)仕立てにしたものと、黒ビロードの単(ひとえ)仕立てとがありました。この頭巾は、第二次大戦中に、ひもをつけて「防空頭巾」とよばれて用いられたものです。

関連するキーワード

タグ「八丈絹」に関連するワード

タグ「布帛」に関連するワード

タグ「襠」に関連するワード