印針とは

【読み:しるしばり】

和針のなかでもとくに良質なものを「印針」といいます。「印針」は、「三ノ一」とか、「四ノ二」などという呼称で針の種類を分けていますが、これは、前の数字で太さを、つまり、使用する布地を、後の数字で長さ、つまり、用途をあらわすものです。たとえば、「三ノ一」は、木綿の縫い針で、「四ノ二」は、絹の縫い針のことです。しかし、これらも地方によって名称が変わったり、寸法が変わったりして非常に煩雑です。昔、藩ごとに針をつくっていたため、統一されていないといわれています。

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