手通しとは

【読み:てとおし】「て」とは、袖のことで、「そでつなぎ」、「てつなぎ」、「みつめぎもの」という所もあります。明治の初めまで、地方によっては、新生児に袖のあるきものを着せない習慣がありました。そこでは、新生児は、洗いざらして柔らかくなった布に包まれるのが普通で、この姿を「雛(ひな)巻き」とか、「ぼぼさ包み」などといいました。それが生後三日目に、はじめて袖のある産着を着せること、および、その産着を「手通し」といいました。

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