防寒コートとは

【読み:ぼうかんこーと】

和装コートの一種です。冬期に防寒用として着用され、素材は保温性のある、ウーステッド、シャギー、アストラカンなどの厚地毛織物や、ベルベットが用いられます。大正時代以降、それまでの『吾妻コート』に代わり、用いられるようになったもので、毛織物製のものを「防寒コート」として、木綿製の「雨コート」と区別して用いました。丈には、流行があり、昭和初期までは、長着の裾までの長さがありましたが、その後、短くなり、現在では、羽織の裾が隠れる程度の丈となっています。また、袖の形も、元禄袖からドルマン・スリーブに至るまで、多種多様のものがあります。

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