京小紋とは

【読み:きょうこもん】

江戸小紋に対する語であり、京都で伊勢型紙を用いて染める細かい柄の小紋のことです。京小紋は「京型小紋」ともよばれます。
華やかな小紋で、何枚もの型紙を使って染められ、手描き友禅と同じ雰囲気を持っています。型紙の材料は和紙に柿渋で、長い友禅型紙を使います。図案の色数と同じ枚数だけ型紙が必要なので、最低でも20枚、ときには100枚使うこともあります。疋田型や摺り込み型などもあり、これらを組み合わせて京風の柄ゆきをつくりだします。

関連するキーワード