石畳金襴とは

【読み:いしだたみきんらん】

名物裂の一つです。萌葱色の地と金箔とによる石畳文で、金箔地の部分に七宝を、地の部分に珠を織り込んだ宝尽くしの文様です。唐末・宋初頭に流行した吉祥文で、金襴特有の荘厳さはありませんが、文様の親しみやすさと温かな美感が古くから知られています。その地色から、「萌黄地石畳之金襴」ともよばれています。

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