コード織とは

【読み:こーどおり】

戦後アメリカから綿を使ったものが、紳士用の夏用スーツ地として伝わり大流行しましたが、もともとはレーヨンフィラメントを使った織物です。現在では綿織物として定着し、夏用スーツ地の1品種として紳士用、婦人用ともに使われるようになっています。さらっとした手ざわりで、やや硬めの夏向きな織物です。紺や茶褐色などに染めた糸を地たてとして使い、白い太めの糸を2~3本引き揃えてうねだてとし、よこ糸に晒糸を使って平織にした細い畝を表わした織物です。コードレーンともいわれ、ピッケやコール天などのたて方向に畝のある織物のことを、まとめてコード織という場合もあります。

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