宗薫緞子とは

【読み:そうくんどんす】

名物裂(ぎれ)の一つです。豊臣秀吉と徳川三代に仕えた茶人今井宗薫所蔵の古渡り(こわたり)[=15世紀足利義政ごろまでの渡来品]の緞子です。
濃い縹(はなだ)地に青みがかた白茶の緯(よこ)糸で二重の七宝つなぎ文様をいちめんにあらわし、そのなかに梅花文と宝尽しを配したものです。
中渡り(なかわたり)[=1527年ごろ(永正・大永)までの渡来品]のものや、後渡り(のちわたり)[=1591年ごろ(永禄・天正)までの渡来品]のものも多いです。

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