蔦文とは

【読み:つたもん】

蔦はブドウと同じく蔓性の植物で、岩や崖だけでなく家屋の壁や塀にも這います。長い柄の先に手のひら状の葉を繁らせ、秋には美しく紅葉します。文様としては特徴の巻きひげを強調して蔦唐草文に、また葉と実を丸く構成した蔦丸文などがありますが、紋章としてとり入れられることが多く、武家の紋に、また「客にからみついて栄えるように」と水商売や人気商売に使われました。

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