阿蘭陀更紗とは

【読み:おらんださらさ】

オランダで生産した木版、または、銅版捺染(なっせん)更紗です。インド、シャム、ジャワ更紗が東インド会社のルートで、ヨーロッパ各地に輸出されましたが、この更紗染めに触発されて、オランダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、ロシアなど、各国で更紗染めがおこりました。日本へは、18世紀になると多量に輸入されました。カナキン(金巾)地に草花や幾何文、西洋小紋を、初期のものは、木版で捺染し、18世紀に入るとエッチング式銅版プリントによる銅版捺染が主になりました。

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