吉原足袋とは

【読み:よわらたび】

路上の塵や埃などで白足袋が汚れるのを防ぐために、足袋の上からはいた奉書紙(ほうしょがみ)[=こうぞの繊維製の最上等の日本紙]でできた足袋のことです。元禄年間(1688~1703)ごろから吉原通いの遊客に用いられて流行したものです。この足袋は、一夜限りではき捨てられたことから「一夜足袋」ともいわれていました。これは、足袋屋では売られず、廓(くるわ)でのみ売られていたといわれています。

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