相応裁ちとは

【読み:そうおうだち】

和服の裁ち方の一種で、1690年(元禄3年)に京都で刊行された『裁物秘伝抄』に記述されているものです。「相応」とは「比例」のことで、「相応裁ち」によると、衣服の各構成部分の裁切りの丈や幅は、身丈を基準にして一定の比例にあると考えられています。ちょうど日本の算術が発達した時期なので、その考え方が導入されたものですが、一般の人には、あまり用いられなかったようです。

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