琉球藍型とは

【読み:りゅうきゅうえーがた】

藍型とは型紙を使って染めた藍染めの小紋のことです。藍染めは3世紀の「魏志倭人伝」にもみえ、江戸時代までは庶民のきものの定番でした。
沖縄でも、華やかな紅型が王族のものであったのに対し、藍型は主に庶民のきものでした。沖縄では藍型のことをえーがたと発音します。
現在は合成染料の藍も多く使われますが、琉球藍型は沖縄に自生する琉球藍を使って染めます。技法的には紅型とまったく同じなので、広い意味でいえば藍型も紅型に含まれます。しかし華やかな紅型に比べて、藍の濃淡と墨の隈取りで模様を表現する藍型は渋さと落ち着きのあるもだんなきものです。

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