桔梗紋とは

【読み:ききょうもん】

桔梗はキキョウ科の多年性草本植物です。秋の七草の一つで朝顔の名で呼ばれているものです。朝顔とは古代の呼称で、別名オカトトキともいいます。これは「岡に咲く神草」の意味で、トトキの咲くところから土岐という地名が生まれました。「吉更=さらに吉」の草木として尊ばれ、清和源氏頼光からでた美濃の土岐一族の代表家紋として用いられました。明智光秀、加藤清正、坂本龍馬もこの家紋を用いました。 図柄は五枚の花弁をもつ花を単純に描いたものが多く、桔梗、陰桔梗、捻じ桔梗 のほか、丸の中に桔梗を入れた、丸に桔梗、糸輪に豆桔梗、糸輪に覗き桔梗、月輪に総覗き花桔梗、太田桔梗、菱形の中に桔梗をあらわした、割り桔梗菱、菱持ち地抜き桔梗、細菱に覗き桔梗、桔梗枝菱、桔梗を丸く形どった、三つ割り桔梗、三つ割り裏桔梗、他の紋と組み合わせた、三つ蝶桔梗、抱き稲に桔梗、桔梗桐、変形したものでは、裏桔梗飛び蝶、中陰桔梗鶴、台桔梗などの種類があります。

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