蔦紋とは

【読み:つたもん】

蔦はブドウ科のつる性落葉木です。巻きひげには吸盤があり、岩や木につたわってどんどんはびこります。葉は光沢があり、三つに裂けています。夏に黄緑色の小花をつけ、秋には紅葉します。蔦紋は日本十大家紋の一つで、樹木などにからまって繁殖繁栄する、生命力の強さから縁起のよい植物として家紋に用いられたと思われます。図柄は蔦を図案化したもので、葉を描くものが多いです。丸に蔦、丸に鬼蔦、丸に中陰の蔦、丸に尻合わせ三つ蔦、糸輪に覗き蔦、蔦菱、六つ蔦の花、雪輪に蔦などの種類があります。八代将軍吉宗が好んだとして有名です。また椎名氏、富田氏、藤堂氏、高安氏などが使用しました。

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