吉祥文緞子(鶴亀鹿宝尽入)とは

【読み:きっしょうもんどんす(つるかめしかたからづくしいり)】

名物裂の一つです。鶴と鹿を向かい合うように置き、その間に梅花のような花文を、鶴の下には、亀を、そのまわりに宝尽しを散らした図柄です。鶴、亀は、長寿を象徴するおめでたい文様として有名ですが、鹿もまた、長寿の仙獣され、まさに、吉祥尽しといえる文様になっています。青磁や錆朱の地色に緞子で織り出されています。

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