天平狩猟文錦とは

【読み:てんぴょうしゅりょうもんにしき】

連珠で丸文をつくり、その外枠を葡萄唐草文で囲み、丸文の中に、豹を射る四組の騎馬人物と、走る羊に鹿を配し、狩猟の様子を文様化しています。さらに、獅子や尾長鳥で菱形をつくり、丸文と丸文の間を隙間なく埋めています。この文様は、ササン朝ペルシャ式文様の典型的なものといえます。地色には、紺や、赤、茶などがあり、経錦で織り出されています。

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