織部緞子とは

【読み:おりべどんす】

名物裂の一つです。茶人古田織部愛蔵の緞子は数種あり、織り文様は異なりますがいずれも波間に漂う梅花を主題とします。本手といわれるものは、藍地に流動する水、微妙に変化する梅花を白茶であらわす古渡りの上等のものです。また類裂として、大名物松屋肩衝仕覆に織部の選んだ緞子は、茶地にうす茶で青海波に梅花を浮かべたものです。

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