冠位制度とは

【読み:かんいせいど】

古代の日本の朝廷において、中国の礼制にならって、冠を色分けすることによって、官位を明らかにした制度です。これは、わが国が服飾により公の階級を明示した最初です。推古天皇11年12月に制定された『冠位十二階』に始まり、大化3年の『十三階』、大化5年の『十九階』、天智天皇3年の『二十六階』としだいに複雑化して色別の用をなさなくなったため、天武天皇14年、服色による位階制度に改められました。

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