吸湿性とは

【読み:きゅうしつせい】

繊維が自然と大気中のある程度の水分を吸収する量は、繊維の種類によって異なります。繊維の原料および糸の取り引きは、すべて目方によって行われるため、公正に取り引きされるよう、繊維ごとに公定水分率が定められています。一般に天然繊維は公定水分率が高く、ポリエステルなどの合成繊維は特に低くなっています。しかし、同じ天然繊維でも綿と麻ではかなりの差があります。吸湿性が低いということは、汗を吸わず暑苦しいという欠点的な感覚につながりますが、逆に洗濯後の乾燥が早いという利点とも関係し、これはウォッシュ・アンド・ウェア性の一つの要素となっています。

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