渋札とは

【読み:しぶふだ】

悉皆業の作業の一つです。悉皆屋さんに届いたたくさんのきもの1枚1枚の表地、八掛、胴裏などに名札をつけ、ほどいたきものの生地が迷子にならないようにします。この名札を渋札といい、持ち主の名前のほかに処理法も明記されます。いわゆる加工指示書です。
一般的に反物の最初の生地端に穴を開けて結び、墨で記入します。渋札は洗いや染色工程に耐えられるように、和紙に柿渋をひいた丈夫な紙でつくられています。

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