オイル・クロスとは

【読み:おいる・くろす】

薄手のコートやブルゾンなどに使用され、スポーティー感覚の衣類に多用されます。昭和58~60年頃にたいへん流行した生地です。織物自体は綿のローンやポリエステル、ナイロン・フィラメントの薄い平織物で、織物へのコーティング加工に特徴があります。柔らかいポリウレタン系かアクリル酸エステル系の合成樹脂を薄くコーティングして、ぬめりのある手触りと油のような光沢をだしたものです。コーティングすることにより、通気性はなくなりますが、撥水性があります。油のような光沢、ぬめり感、手触りなどが特徴で、織り目がコーティング膜を透かして見える薄地感などは、これまでのごわごわした防水、撥水布とは大きく違います。もともとからある絹の薄地織物に亜麻仁油などを重ね塗りした、透明でしなやかな防水性の織物をオイルシルクといったところから、この名前がきています。

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