火打ち袋とは

【読み:ひうちぶくろ】

火打ち道具を入れて携帯する袋のことです。形は、古くは、布やなめし革を直径約22cmぐらいの円形に裁ち、布には、裏をつけ、まわりにかがり糸をつけて組みひもを通して引き締めて袋にしたものが多いです。江戸時代末期には、口にかがり糸を用いず、まわりに穴をあけたり、袋縫いにして諸締めとしたものが多く使われました。当時の武士や庶民に広く愛用されたものは、縮緬などの布で、幅約6cmほどにつくったもので、これに火打ち石、火打ち金、火口を入れて懐に入れてもっていました。

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