グログランとは

【読み:ぐろぐらん】

本来は絹織物でしたが、たて糸に絹、よこ糸に梳毛糸に変わり、現在では綿糸使いが一般的となっている、厚手のしっかりとした地合いの綿織物で、タッサーよりも横畝が大きく現れます。普通たて糸に30~40sまたは40/2~60/2sを、よこ糸に20/3~30/3sの2本引き揃えなどの太い糸を使い、たて密度をよこの3~5倍にして平織にしたもので、これによってよこ方向にかなり太い畝が現れます。たて糸にフィラメントを使い、よこ糸に太い綿糸を使った、ファイユコットンの横畝を一層大きくしたグログランもあります。用途は婦人用ドレスやコートなどです。

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