花簪とは

【読み:はなかんざし】

女性や子供が花見の際に、頭の髪にさす造花で飾った紙製の簪をいいます。江戸時代末期から町方の人たちがそろって花見に出かけるときにさしたもので、上物の簪ではなく、その場限りのものでした。大正時代まで盛んに用いられていました。また、種々の色裂(ぎれ)で美しくつくった「花簪」は、お正月の晴れ着のおりに用いる風習が若い女性の間に現在でも行われています。

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