竹紋とは

【読み:たけもん】

竹はイネ目イネ科タケ亜科のうち、木のように茎が木質化する種の総称です。笹は竹に似た小型の植物です。両者は区別がつきにくく、日常用語としては明確な区別をせず用いる場合もあります。竹は、松、梅とともに、冬の寒さに耐える歳寒三友のひとつとして中国で古くから愛され、日本にも伝えられたものです。高潔で、いかなるときも節度を保ち、しなやかで強く、折れることのない強靭な生命力から家紋に用いられたと思われ、室町時代に普及しました。
図柄は、竹、笹をそれぞれ図案化したもので、三枚笹、五枚笹、雪持ち笹、丸に九枚笹、丸に五三笹、丸に雪持ち笹、鳥居笹、丸に竹向かい雀、変わり切り竹笹などの種類があります。河内氏、明石氏、稲葉氏、上杉氏、大鳥氏などが使用しました。

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