気儘頭巾とは

【読み:きままずきん】

目だけが出るようにつくられた頭巾のことです。寛保年間ごろから用いられました。
形は、約60cm余りの長さの布である「錣」とよばれるものを、鼻口のところへ垂らして面部を覆う、黒縮緬に紅絹裏でつくられたものと、「角頭巾」の前面に一幅の錣を垂らして目だけを出す、両面黒縮緬でつくられたものが、男子用として用いられました。女子用の「気儘頭巾」は、これとは形が異なり、「奇特頭巾」とよばれているものです。

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