祝儀扇とは

【読み:しゅうぎせん】

Q.礼装のときに祝儀扇は必要ですか?またどう使うのでしょうか?

A.扇は末広がりの形から「末広」ともよばれます。祝儀の席では、礼装の小物として祝儀扇は必需品です。黒塗りの親骨に金銀の地紙を張ったものが一般的です。挨拶をするときは手に持ち、それ以外のときは前帯の左側にさしておきます。黒い骨の祝儀扇はフォーマルなきもの全般に使えますが、白い骨の祝儀扇は、色留袖、訪問着などに用い、黒留袖には使えません。最近は蒔絵の骨や、パール加工した骨などさまざまな末広がありますので、黒留袖以外ならきものにあわせて選ぶとよいでしょう。格式ばらない披露宴でしたら、祝儀扇だけでなく、艶やかな末広をコーディネートするのもよいものです。カジュアルなきものにはアクセサリー感覚で自由に合わせて楽しめます。なお、喪服扇、茶扇は他の用途には使いません。

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