袖口布とは

【読み:そでぐちぬの】

着物の袖の部分用語です。袷仕立ての着物や羽織で、袖口の裏についている幅約10cmくらいの小さな布を袖口布といいます。

女物の場合、八掛(裾回し)と同じ生地を袖口布にしますが、男物では別布を用いて袖口につけます。男物の袖口布は繻子や黒八丈など張りのある生地が用いられ、色は紺色や黒が多いです。女物の袖口布は八掛と同じなので、柔らかい仕上がりになりますが、男物の袖口はしっかりしたやや硬い感じになります。

袖口布は、袷の着物には八掛と同じ生地を使用し、羽織やコートは表地を用います。

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