井桁紋とは

【読み:いげたもん】

井桁は井戸の地上に出た井戸枠の部分を指します。井戸は人間の生活に欠かせない「水」にかかわるところから紋になりました。同じような家紋で井筒紋があります。本来は同じものですが、紋章では、井桁は「井」が菱形に変形したもの、井筒は正方形、と区別されています。井桁紋は江戸時代に盛んに使われました。
図柄は井戸枠をかたどっており、組み井桁、重ね井桁のほか井桁の中に植物を描いた、井桁に蔦、井桁に桔梗、中輪に結び井桁、丸に折れ井桁など多くの種類があります。
名字に井の字が付く井上氏、井田氏、井出氏、石井氏、今井氏などに使用されています。  

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